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大阪工業大学図書館 – 知の殿堂から知の広場へ 
12月 10, 2024

大宮本館
淀川リバーサイドビューを活かした図書館

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Challenge
新規オープンの図書館に設置するため、自動貸出返却機、BDS装置ともスタイリッシュで利用者に洗練されたデザインを印象付ける製品を希望。 また、図書の貸出・返却、未手続図書の検知といった図書館の根幹部分を扱う装置のため、精度が極めて高い製品を希望。
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Solution
デザイン、精度ともに課題解決に成果がありました。
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Result
自動貸出返却機、BDS装置とも期待どおりの成果があり、現場の図書館スタッフの評判もよく、利用した学生からは「自動貸出返却機は複数の図書を瞬時に読み取り誤作動もなく安心して利用できる。使いやすさ、デザインにも満足しています」といった声が寄せられました。
大阪工業大学の図書館は1949年の開学と同時にスタートしました。1980年には知の殿堂として正門横に独立した図書館が建設され43年間にわたり利用されてきましたが、学生の利便性と淀川に沿った絶好の眺望を活かした知の広場とするため、2023年に移転、新規オープンしました。

 新しい図書館は新築された建物の3階から6階までと中間層2フロアで構成されています。4階から6階までのフロア中央部には「ブックキャニオン」と名付けられた巨大な吹抜け空間が設けられており、「知を深堀りしよう」というイメージを表しています。手すりはアースカラーを使って深堀りした土層跡の谷(キャニオン)を表現し、まわりの配架・閲覧スペースとは異なる精神性の高い場を創出しています。

この新しい図書館を計画するにあたっては、主役は本や建物ではなく、利用する学生たちの居心地が良くて研究・勉強がはかどる場所をつくることを主眼に計画しています。書架は中央部のブックキャニオンを取り巻くように配置され、閲覧席のほとんどは北と南の窓に向かっています。本を読んだり勉強しながら窓の外に広がる淀川の雄大な流れや北摂・六甲の山並みを眺めることができます。閲覧席ではリラックスできるように座席の間隔を広くとっています。また、学生からの要望に応えて、珈琲やお菓子を食べながら友人たちとおしゃべりができるカフェエリアを設けました。そこから川を見渡す景色が素晴らしいことからリバービューラウンジと名付け、外にはテラス席が設けられています。

   図書の貸出しや返却手続きが便利にできるように、4階から6階までの各フロアにBibliotheca社製の自動貸出返却機を設置しています。複数の図書を瞬時に読み取り、画面に出てきたリストを確認してタップするだけで貸出しも返却もできます。貸出だけならスマホアプリを利用した手続き方法も導入しました。退館の際はBibliotheca社製のBDS装置が未手続の図書があれば感知して、カウンタースタッフに知らせるとともに本を特定することもできます。

これからも学生の利便性を重視して、必要に応じて改善していきたいと考えています。

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